ACは連鎖する ACである私は、ACの回復と共に、ACの連鎖についても考えています。 基本的に、ACは連鎖すると考えます。 ACが子供を産むことで、その子供もACになる可能性は高いと言えましょう。 もちろん、「自分は親から虐待されたから子供にはそれを繰り返さない」だの「自分が母親にして欲しかった愛情を子供にしてやることが出来る」だのと、ACが子供を産むことへの希望もあるでしょう。 しかしそれは、ACでない人が子供を産んだときよりも、遥かな苦労がつきまとうのではないかと思われます。 子供への暴力だけが虐待ではありません。 以下の事項が、すべてACを作り出す元であると考えます。 必ずしもACになるというわけではありませんが、可能性です。 ■肉体的苦痛 ■精神的苦痛 ■性的虐待 ■親のアルコール依存 ■両親の不仲 ■過剰な過保護 ■育児放棄 ■親が仕事などで子供に与える寂しさ ■親が過剰に子供へ期待をかける ■兄弟や同年代の友人・親類などと比較し劣等感を与える ■片親 ■極度の貧困 ■精神的に不安定な親の姿・・・・・・ ACは、大人になってからもトラウマを抱え、生き辛さを抱えています。 些細なことで過剰に落ち込んだり、逆に攻撃的になったり。 或いは精神的に不安定な状態にストレスを抱えすぎて、精神科の症状を抱える方もおられるでしょう。 そういうACを親に持つ子供は、果たしてどうなのでしょう。 精神的に不安定な親を見て「私がお母さん(お父さん)を守らなきゃ」と子供に思わせるようではいけません。 一見、しっかりしているように見えても、恐らくそれもACの連鎖につながります。 なぜなら、子供は「親の親」ではないからです。 子供が親よりしっかりしなくてはならない状況などは機能している家族とはいえません。 しかしそんなに子供を育みたいのであれば「ACは完治した」と言い切れるほど、ご自身を回復させてください。 「自分はもうACではない」と言い切れるくらいではないと子供を産んだときにいずれ、子育てのストレスにより、病状が悪化しかねません。 ただでさえも、今の時代の子育ては大変でしょうから。 昨今、育児ストレスによる幼児虐待や、殺害に発展するケースも多く見受けられます。 「今の社会が悪い」と、さも子育てのメインである母親をサポートする組織のない行政のせいにするコメンテーターも時折見受けられます。 しかし、社会を変えようと躍起になるよりも、まずは自分の身は自分で責任をもつべきです。 「一生、子供をACにしない自信がある」 「子供を産んでも一生後悔することなく、親子ともに幸せになれる」 という自信のある方だけが、今の時代、子育てに適しているのだと思います。 いかがでしょう? それでもあなたは、自分の子供はACにしないと言い切れますか? |
私はぬいぐるみを我が子のように可愛がっています。
変でしょうか?(笑)